フィードバックノート

フィードバックノート

私たちの会社では、入社1年目～4年目までフィードバックノートという名前で交換日記をしております。

1年目のスタッフは一週間に一度の提出、2年目は1か月に３年目～4年目のスタッフは1か月に一度にしています。

内容は一週間の振り返り、仕事や会議の中での気づきを書いてもらい、その週に作業した事を振り返る事は、私はとても大切だと思います。

漫然と仕事をするのだけではなく、何を感じ、何を覚えたのか、自分はどのように思ったのか。そんなことを書いてもらいます。

最初の目的は新入社員が入社してもなかなか定着がしなかったことの改善の為でした。

名古屋にある印刷会社に企業訪問をさせて頂き、その取り組みをみて目からうろこが落ちる思いをしました。

それで少しでも辞める人が少なくなるなら真似てやってみようと、そう思い期が変わるとすぐに実行しました。

初めてから９年近く経過しました。色々な困難がありましたが、今思うと継続してやってよかったと思います。

私の考えや仕事に対しての想いもそのフィードバックノートで伝えています。

それだけではなく本人の悩みや、仕事での苦悩や葛藤なども書いてもらえます。一対一で会話だけではなく書くコミュニケーションでは、

何度も読み返し本人の主訴がより鮮明に見えてくるのです。

継続するのが大変ですよね？とよく聞かれますが、今となってはこれが生活の一部なのです。あまり苦とも思ったことがありません。

それで会社がよくなり、スタッフのモチベーションが上がれば安いものだと思います。

私の経営理念で「すべての人を笑顔にするぞ！」というフレーズがあります。

一人でも笑顔になれる様に私自身もあれこれちょっとは悩みますが、楽しいと思う瞬間なのです。

やらないで後悔するより、やってみて後悔したほうがいい、そう私は思うのです。

有限会社白石木工　代表取締役　白石彰博